交通事故の損害賠償は「過失割合」で決まります。
過失割合は事故の当事者である双方の過失(発生した事故に対する責任)の割合のことを指します。
それでは事故の過失割合はどう決まるのでしょう。
過失割合は保険会社が決めます。
過失割合は事故の当事者が契約している保険会社の担当者どうしが話し合って決定します。
話し合いの基になるのは「判例タイムズ」
判例タイムズとは、法律の実務家(おもに弁護士・裁判官・検察官など)向けに
全国の判例情報と実務に役立つ論文を掲載した月1回発行の雑誌です。〈判例タイムズ社HP掲載文引用〉
判例タイムズには、過去に起きた様々な事故や、それについての裁判例、過失割合が記されています。
掲載されている事故例を参考に、過失割合を決めていくことが多いです。
例に当てはまらないケースもあるので、その場合は類似している事故例を基に修正しながら過失割合を決めていきます。
判例タイムズは取り扱っている書店もあります。
損害賠償が決まる仕組みの一部を知ることができるので、ご興味があれば読んでみてはいかがでしょう。